感想×2!

今月観た舞台を二つまとめて。そして今週末がドリライかと思うと、月日が経つのは本当に早すぎる……。

●「FROGS」

個人的にはとっても楽しかったです。"ポストテニミュ"への試みとしても(?)アプローチが違ってかなり新鮮。ただ、これは、未来を見据えた舞台なのではなく「今」をスポットに置いた舞台だったのかもしれませんが……。
id:doofrats:20070318:p1
そんなこんなでこのエントリが素晴らしかったので、感想を書く気を失っていました。

そのいっぽうで「若くてきれいな男の子」がいちばんきらきらと輝いてる時期だけを、アンダーグラウンドな舞台で、ひそやかに観る楽しみ、というのは、まんま映画『エコール』じゃないか! と気づいて、ちょっとした罪悪感にかられたりもしました。テニミュとフレンチロリータの意外な近親性、2.5次元趣味は「ひとでなし」趣味なのかもしれない……。

特にこれにはかなり膝打ち! なるほど! 閉ざされた急勾配の狭い会場が否応にもそんな気分を高めていました。舞台としてなんだか衝撃を受けたのはこの要素だったのかもしれない。
これは、仰るとおり、アンダーグラウンドな("囲われた")少年たちを見守る「エコール」な世界なのかも……(映画「エコール」は<以下映画内容バレ反転>全寮制隔離された女子校最上級生が、夜な夜な、下級生からは秘密にされた舞台に立って、謎の踊り踊り、それを眺める好事家お金学園運営費にされているというお話(意訳)</バレ>(かつてのエコール感想→id:reri:20061204:p2)。少年たちはやがて巣立ち、変わっていくのかもしれないが、それまでは、隠蔽された「輝かしい今だけのもの」でもある。
決して開かれた舞台ではないのかもしれませんが、これを求める層というのは確かに、間違いなく、居るんじゃないかなーと思った舞台でした。




●「ミュージカル『BLEACH No Clouds in the Blue Heavens』」

お、面白かった……。
正直、前々回そしてライブとあまり印象に残らなかったので、今回ぼんやり参加したのですが、繰り広げられる畳み掛けるような殺陣とぐるぐる回る立派な舞台美術と派手な照明で「な、なんてエンターテイメントなんだー! 正しいヒーローショーだ! わーこりゃ楽しいー!」と背筋が伸びました。個人的にはやっと見方がわかった、という気もします。とっても面白かったです。蜂砕と夜一さんのところはうっかり「うっ」って泣いた。あ、あと病床の白哉兄様とルキアが語り合うところも良かった。
ちょっと残念だったのは新しい歌があまり耳に残らなかったことくらい。なのでレビュー(?)の際に、おなじみ「もうひとつの地上」護廷十三隊のテーマとか聞くと「わーーー」ってなりました。曲は初期のがいいかな……。あと、ブリミュも始まって「3年目」と言ってましたが、さすがに3年経つと役がなじんでいる感じがしますね。というか見るほうもすっかりなじんでるというか、ルキアとか脳内だとあのミュのルキアだもの。愛染隊長も雛森もそうかもしれない。あ、レビュー時は「なんたらエタニティー」っていう歌が良かったです。藍染・市丸・東仙の歌なんですが、こう……ときめく……。
いやー、あと、9番隊、いいですね! 24夜に観に行きまして、「今日のひとこと」が檜佐木だったのですが、挨拶のあと「東仙隊長一歩前へ!」「中央に寄って下さい」と言った後、二人で「ノースリーブ推進隊!」と言いながら、檜佐木が前、東仙隊長が後ろ向きでポーズをとりながら羽織を半分下ろして背中見せたのですが、瞬間、脳が浮遊しました。漫画だったら煙出てた。あれはこう、やばかった。
えーと、ものすごい小二病感想を書いてますが、そうして観てても構わない舞台だとも思ったんです!(えー?) となりの席にいた小学生くらいの男の子もとっても楽しそうでした。