漫画って地味に高い

最近ゆとりの時間がないせいか(アニメの観すぎだという噂もある)、ものすごく漫画を買って読んでます。もともと多いほうなんでしょうが、いや、間違いなく増えてる。たぶん漫画が、個人的に最小限の労力で一番満足度の高い(ヒット率の高い)娯楽なんだろうな。近所に12時までやってる大きな本屋が2軒もあるもいけません。コストパフォーマンス悪いとはわかりつつもボカスカ買っています。ついでに本も買い込んでます(大半積んでるけど)。っていうか本気で買いすぎていて一月数十冊ペースなわけですが、さすがに買いすぎて最近見切り品の野菜しか食ってないっていうか卵すら買えてないよ? 休みの日の一番のご馳走は白米だよ? ということで、ちょっくら我慢し始めました。
昔からどちらかというと衝動的な人間なので、一方で「マイ我慢法」というのも捻出する瞬間があるわけですが、今回はそれを少しだけご紹介します。文章は長いわりにどうでもいい話に仕上がりました。
この世の衝動で一番危険なのはファーストインプレッションです。第一印象です。ファーストコンタクトでもべつにいい気もする。あなたが本屋である"本A"と出合った瞬間、この瞬間が一番危険なのです。手に取るまではいいのですが、手にとってそのままレジに向かうおまえ負け組です。さあ、大きく深呼吸です。極力冷静になりましょう。手に取ったまま無我の境地に入り込み、そのまま売り場を一周しましょう。そして冷静になった頭でその"本A"を元の場所に戻すのです。無我の境地だ! がんばれ、がんばれ。そしておもむろに別のことを考えながら本屋を立ち去ります。この波が乗り越えられればあなたは勝ったも同然の第一段階クリアです。がんばった。
そして、まあ、本屋中毒の皆様は翌日も本屋に行くと思うんですが、昨日欲しかった本はもちろん翌日も欲しくなる。でも我慢です。手に取るまではいい。けれどレジは無いものと思え。ハンカチを噛みながら「ああ、私には高嶺の花ね…」と本屋を立ち去れ。がんばれがんばれ。
そして個人差はありますがこれを5日ほど繰り返すのです。するとどうでしょう……! いつのまにか「この本は我慢する本」「我慢できた本=だから別に読まなくてもいいんじゃん?」という潜在意識が植え付けられ、それ以降遭遇してもその本にあまり興味がなくなっているではないですか……! やった! ばんざい! わたしは自分の衝動に打ち勝った! さらに三日後くらいにうっかり買ってしまうこともありますが、さすがにその本は「そんなに欲しかったんだ……」と諦めがつきます。一石二鳥です。すばらしい……! ちなみにこれは食べ物や洋服やCD等にも応用可能。みなさんもぜひ自分の衝動に打ち勝ってください。
まあ、我慢しないで済むお金持ちになりたいという話です。あと我慢途中の5日間のうちにうっかりその本が本屋から消えたりすると血眼になって探し回って結局買っちゃったりするので本の選択は慎重に。あ、アマゾンは理性を呼び覚ます間もなくクリックしちゃうので禁止!