メゾン・ド・ヒミコ

ちょっと前に映画、メゾン・ド・ヒミコ観てきました。ふっとふに落ちたのは、ああ、これは少女漫画なんだなあ、という。地味で頑なな主人公の少女(というか女性)が男性しか愛せない美しい男(…)と友情とも愛情ともいえない信頼関係を育むなどというのは、あまりにもものすごい70年代80年代少女漫画感! 「『シャツがイン』の似合う男が出てくるあたりが少女漫画っぽい」という感想を読んだので改めて思ったのですが、これはもう、ものすごく納得がいった。うん、本当映画中はオダジョーの腰周りをなめまわすようなカメラワークが気になって気になってしかたなかった(コレは あまり カンケイナイ…)
なんかこの映画の出発点は大島弓子の「つるばらつるばら」だったと聞いて更に納得しております…。つるばらつるばらは、前世の夫との再会を夢見ているゲイの話だもんな……。観ている時点で気づいていた方もいるような感想で申し訳ないのですが、個人的にあまりにも納得行ったのでメモ。
ちなみにこの映画の真骨頂は中学生の顎を春彦がぐいっと掴んで「次は殺すぞ」っていうところ、ナ。みんなも思ったよナ。あれやばい。それは恋に落ちるという話ですよ!(男子中学生が) 全開でにやにやした。