おまけのこ

おまけのこ しゃばけシリーズ 4

おまけのこ しゃばけシリーズ 4

身体はめっぽう弱いが知恵にあふれる若だんなと、頼れるトボケた妖怪たちの愉快な人情妖怪推理帖。ということでおなじみ「しゃばけ」シリーズ第四弾。
巷の一部女子の間では一時期「バッテリー」か五條瑛か「しゃばけ」かというような様相だったような気もしなくもないですが、それはともあれ、今回も面白くて読みやすくて、あったかい良いお話ばかりでした。畠中恵は個人的には短編のが好きです。
みんな憎めない可愛らしい登場人物ばかりなのですが、個人的には若だんなと、鳴家という家に住み着いて家鳴りを起こす子鬼たち(わらわら出てくる)が好きです。若だんなはちょっと歩き回っただけでもぶっ倒れて死にかける勢いの身体の弱さなのに、それを良しとしない、気骨ある一本筋の通った理知的な子なところが良いです。子鬼はわらわらたくさんいて、鳴き声が「ぎゃいー」の「ぎゅわわわわ」だのなところが良いです。かわいいので良いです。(小二病) 
なので、今回一番好きだった話は鳴家と若だんなのハートウォーミングストーリー(適当に言った)の「おまけのこ」かな。迷子になって、知らない家の屋根の上でひとり鳴いている鳴家を「いなくなったうちの子だよ。間違いないよ」と、若だんなが見つけてあげる場面が良いです(小二) かわいいよー。読み終わった後に思わずにんまりしてしまいました。次点で「ありんすこく」か「畳紙」かな…。
そんなこんなで今日もまた読みやすい本を手にとっております……。面白かったからいいんだ…いいんだよ…これで…。

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