妖怪アパートの幽雅な日常 ４

妖怪アパートの幽雅な日常〈4〉 (YA! ENTERTAINMENT)

１巻はすごく面白かったのですが、1巻で主人公のポジションが落ち着いてしまったため、特にもはや大きく進展しようのない2巻3巻は、「いまいちだなあ」、「次は読むのやめようかなあ」、と思いながら読んでおりました。それなのに、脊髄反射でうっかり買ってしまった4巻。そんなこんなで、ふっと期待する気持ちが抜けていたのかなんなのか、逆に若干面白かったです。内容は変わらずあんまりないですけど。ディスコミュニケーション気味の大学生アルバイトさんが、バイト先のおっさんとコミュニケーションが取れるようになるくだりはちょっとよかった。あとご飯はいつも美味しそう。
しかし、昔こういうライトノベルとか少女小説とかをいっぱい読んでいたような気がします。こう、物語を収束させるような大きなベクトルのない小説。のんびりと、少し違う世界に浸るのが読書の目的だったらいいのかもしれませんが…うーん。
最近、ワンシッティングで読める本に手を伸ばしすぎなので、そろそろどうにかします。