仮面ライダー響鬼#29『輝く少年』

先週、明日夢くんが殴られたくだりがわかりにくい、とか書いたけれども、取り消します。私が間違っておりました。いい話だった。前回説明がないことが今に生きておる……。明日夢くんは素敵な大人に囲まれていて羨ましいなあ、とものすごく思った回でした。
どんな大人になればいいのか見えない今の世の中で(「世の中」言っちゃった)(言いたいことも言えないこんな世の中じゃ)(ポイズン)、歴然と目指したい姿があるというのは本当に素敵なことだと思います。素敵な大人の人がそばにいて、「少年(君)は悪くない」と肯定してくれて、「でもそれが現実なんだ」と諭してくれる。そして「だけど、失うことばかりじゃない」、失わないために「(心を)鍛えているんだ」とさらに道を示してくれる。くー。ちょうかっこいい! ものすごく普通の言葉ではあるんだけど、一話の「結構鍛えてますから」などなどを思い出してさらに涙腺が緩みました。私もがんばります!鍛えます!って画面の前で握りこぶしを握ってしまったんですが、お前じゃねーという話はさておき。本当にひびきさんは少し変わった仮面ライダーさんですが、どの程度観ている子供さんやお母さんは受け止めて居るのかな。いやもう、本当に素敵ですよ。輝く少年というか、おっさんが輝き過ぎている……! 
あーくそう、いいなあ。鬼の仲間に参加したいなあ(ドリーム入りました) 今期のライダーは確かに、物語を膨らますベクトルというのはあまり見えないですけれども(そもそも「ライダー」ですらなかったんですけれども)そして、ずっと続いていく日常感みたいなものがすごくたまらないものがあります。その中でこそ、本当に地に足をつけた成長ができるんですよね、きっと。
そんなこんなで「明日夢くんは大きくなったなあ」と散々呟いていたら、「親戚のおばちゃんみたい」と言われたのがしょんぼりです。そういえば先日会った親戚の小学三年の男の子は、マジレンジャーは見ていたけど、ひびきはみてなかったよ! nndt!