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生れてはじめて意識しながら読んだSFの本はアーシュラ・K・ル・グィンの闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF (252))でした。だから今でもSFといえばこういうファンタジーと融合したような小説が思い浮んでしまうし(実際問題、対象となるマーケットがなかったから作者は「SF」として出したなんという話も聞くし、思い浮かべてしまうのはおかしいのかもしれませんが)、そういう小説が一番好きです。(もしくは時代改竄系)
- 作者: アーシュラ・K・ル・グィン,Ursula K. Le Guin,小尾芙佐
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1989/05/31
- メディア: 文庫
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あらすじは全世界連盟からある星に派遣された調査隊が、隊長のロカノンをのぞいて全滅してしまい、ロカノンは星の種族と一緒に、隊を殲滅させた"敵"を追う、というストーリーですが(ものすごい大雑把)、民の書き方が、もう、いいですね(なぜだかものすごいLotRを思い出したんだが、気にしないことにする)特に知性の無い有翼種の都市に入り込んだ章なんて、美しくて気持ち悪くて、圧倒されました。あ、あと萌えもあるよ!(いらん)
もう一冊は
- 作者: トマス・M.ディッシュ,若島正,浅倉久志
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 2004/12/01
- メディア: 単行本
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