今年は読書記録をちゃんとつけようと思いながらどこまでいけるかわかりませんが、今年はちゃんとつけたいです! というかダイアリとは別につけるところあるのですが……。面倒だからダイアリでいいですよね…。

宮沢章夫サーチエンジン・システムクラッシュ (文春文庫)』 ブラック・ユーモアというか不条理小説? 丁度同時進行で読んでいたのが国書刊行会未来の文学〉第3弾の、トマス・M・ ディッシュ『アジアの岸辺 (未来の文学)』で、うわあ、肌触り(?)がすごい似てるー、どっちも結構苦手な感じだーと思ったり思わなかったり。ちなみに『アジアの岸辺』のほうがオチに切れがある感じでした。日本人の小説ということもあり、こちらのほうが文章は走ってましたけど。でも、ね、こういう現実から半歩踏み外した感じの幻想小説というか不条理小説ってオチが上手くてナンボだと思うの……というわけで不満足感。一緒に収載されてた「草の上のキューブ」はどんな構造の話かよくわからなくてしばらく戸惑ってたんですが、ラストのほうで構図がわかったらなんだか突然萌えた(萌えたのか…)
あと宮沢章夫は先日、主宰している劇団、遊園地再生事業団の「トーキョー/不在/ハムレット」も観てきました。2時間40分?くらいの長さで延々と閉塞感みたいなのを描く鬼気迫った様子には「わー」と思ったんですが、なんだろあの散漫な感じ……。いくつか観た学生演劇っぽいというか……正直演劇は全然見てきていないので何かを言うのは本当恐ろしいのですが、演出なのか勝手にそうなってしまったのかが気になるところでした。
松樹剛史ジョッキー (集英社文庫)』 結構面白かった。序盤は馬と人との出会いと別れを単発で淡々と描いているので、どうなっていくのかさっぱりわからなくて落ち着かなかったのですが、だんだんその反復が心地よくなっていったのと、馬と人のキャラが立っているので、すいすい読めました。競馬はさっぱりわからないんですが、日曜昼の競馬中継と一緒にやっているドキュメンタリー馬物語みたいなのはなんだかしらないけれど観て涙したりもしているので(いらない情報)なんかいいなあ! と、とにかく思いました。具体的にどれがどれというわけじゃないけれど、なんとなく全体的にもやもや萌えたりしました(また萌えてる)(うまもえ)※萌えっていっても、ほもだけじゃないんだ、よ!

以下漫画
海野つなみ『回転銀河』(1)、(2)、(3)/柴田亜美カミヨミ』(2)/二ノ宮知子のだめカンタービレ』(11)/小手川ゆあ『死刑囚042』(5)/ 伊沢玲マイネリーベ 永遠なる夢想曲』(1)/なんか結構抜けている気がするけど、あとで適当に追加します。マイネリーベは漫画を読んでみて、アニメは好きだけど、ゲームは「特に…」だったことを思い出しました。ヒロイン…脳内透過…。