reri2004-08-20

一日目はさすがに覚えているのですが、二日目くらいからどの順序で行ったのかすごく曖昧です。まあ、いいですよね。行ったの私だものね。それにしてもこの旅行ほど、私に感動の共有という精神が欠けているということを身に染みてわかった旅行もなかった…。

二日目ぐらい

起き抜け、かなり体調が良くない。仕方ないので今日はだらだらしたいなあ、と朝ホテルでガイドブックを見つつ、なぜかキューガーデンに行くことに。植物園です。昔から母親が行きたがっていたことを思い出し、ホテルから地下鉄一本で結構近かったこともあり、行ってみることにしました。それにしてもイギリスの地下鉄は何本かの路線は半地下というか、地下じゃないところを走ってたりして、面白かったです。特に半分だけ土に埋まっている駅とか。京成線ぽい(ローカル)。そんなこんなでもはや地上を走るdistrict lineの郊外の風景を見つつキューガーデンに。看板が半分落ち、矢印が別の方向をさしていたため道に迷い(ベタだけど本当だ!)、犬を散歩中のおばさんに道を聞きつつ向かいました。かなり変なところを歩いていました。着きました。
広い。
広すぎる。
ゴルフ場が入るくらいの120ヘクタール以上の敷地にぼこぼこ植物が植わっていて、ヴィクトリア朝風の温室がぽつぽつ立っています。すごい、ひろーい、きもちいいーという感じで半日くらいいました。本当、ビスタとかすごかったー!(えーと、木立とかを通した遠くまで見通せる狭い道のことです)。何キロあるんだ。それでもってヴィクトリア朝の温室はクリスタルパレスっぽかったので一人「エマ」ごっこをしてきました。とても空しかったです。(森薫著/エンターブレイン) 空しくなったので仕方なく温室とか外とか、プレートを適当に読みながら歩きました。伝来や説明などはなんとなく読めるものの、植物名とか学名とか英語で書かれていると全然わかりません。そんな感じで「JAPANESE BANANA」というバナナの木を見つけたのですが、ぼんやり「芭蕉のことかなあ、これー」と説明を読んでいたら、台湾バナナのことでした。台湾バナナって日本と台湾にしかないんですね。しかも外国での呼び名は日本バナナなんですね。へええええ。―――空しい……。空しすぎる。キューガーデンは誰か人と行きたかったです。ちょっぴり一人だと寂しい。でも、まあ、特別寂しいとか思ったのここだけだったんですけどね。それもそれでまた人間としての欠陥のようで悲しいね。
あとキューガーデンではカフェでレモンケーキ食べて(おいしかった)、お土産屋でBONSAIの種とかいう妙なものがあったので買って、それから母親へのお土産の種とか色々買って帰ってきました。BONSAIの種はもうあげてしまったのですが、コニファーと書いてあったのでなんらかの針葉樹みたいなのが出てくるんだと思いますが……「hardly」って書いてあったので、アレかと思います。
午後……この日……あと何やったんだっけ……。続きます。