勝田文2種
勝田文のまんががとても好きです。
同時発売の2冊を買ってほくほく読みました。
- 作者: 勝田文
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2007/04/27
- メディア: コミック
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何も事件らしい事件は起こらない。起承転結も曖昧で、あるのはゆっくりと流れていく時間とゆっくりと変わって行く人々の姿だけ。けれどこの漫画はそうして、毎日毎日ちゃんとご飯を食べて働いて、誰かと話したり笑ったり泣いたりしながら毎日を生きて行く…そのことが、どれほど豊かでかけがえのないことなのかを、静かに、けれど雄弁に語ってくれている気がします。個人的に漫画の中の何かに憧れることはあまりないけれど、勝田文の漫画を読むとつい思ってしまう。何かが叶わなくてもいい、哀しくてもいい、こういう風にちゃんと生きたい!
せめて、この台詞を心に刻みたいです…。
そして 今日も
私は おいしいご飯 食べます!
とりあえず、漫画買いすぎて舞台見すぎてというかなんだかわからないけれど浪費しすぎてお金が無くて一日の食費が酷いときは300円…、「おがあざーん、頼む、米だけでいいから送ってください…!」いうようなことだけにはならないようにしたいと思います…(そんな4月だった)(給料日が来て嬉しくて泣いた)
そしてもう一冊。
- 作者: 勝田文,佐藤多佳子
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2007/04/27
- メディア: コミック
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原作でもいとおしかった人々が、また違った面を持ちつつ漫画でもいとおしく見えました。後半の三つ葉の高座あたりからなぜかボロボロ泣けてきた。後半は駆け足気味だったけれどもそれでも十分面白かった。すてきな一冊でした。
そういえば、昔の日記で勝田文の漫画を「ベースは懐かしい部類の少女漫画なんだけど、どこか現代的というか、アンティーク着物を今の日本で着てるみたいな雰囲気」のような気がするという風に書いていたのですが、その印象はちょっと変わってきたかもしれません。