くいもの処 明楽
居酒屋の店長・明楽高志のそこそこ順調な人生は、年下のバイト店員・鳥原泰行からの突然の告白によって一変するが…。
- 作者: ヤマシタトモコ
- 出版社/メーカー: ソフトライン 東京漫画社
- 発売日: 2007/03/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 11人 クリック: 189回
- この商品を含むブログ (110件) を見る
本のそでに「POWER OF BAKA」と書いてありましたが、本当にそんな感じでした。リアルとファンタジーとともにアホのバランスがとても良い感じ。独特なテンポも心地よくてぐいぐい読んでしまう。
「この漫画面白い…」というのは言葉にしやすいのですが、「すきだ…!」だとあまり言葉にならないのです……が……ちょっと頑張って書いてみます。
特にいいなあと思ったのは「あーわかるこの感じ…」と「このキャラいい!」のバランスがとても良いということ。我々の(?)漫画の受け取り方の種類として「共感型」と「萌え型*1」漫画とがあるとすれば、(「少女漫画」的/「少年・青年漫画」的と置き換えてもいいのかもしれない)、この漫画は本当にその中間という感じでした。キャラにも萌えるし「わかる!」という(特に鳥原の腹立ちながら、それを言葉に出しながら明楽に接する態度はとても良いし「わかる」よね)。主人公二人以外のキャラもいいです。環境が素敵。35歳前後の幼馴染4人がやってる食べ物屋さんとか私も行きたいです。
しかし読み終わっていろいろ感想みていたら「ヒゲ受…か…」って言われていて、ああ!そういうのがダメなひともいるのか!って膝を打ちました。ええと、それも個人的にはすきです(節操は無い)。
書き下ろしの鳥原視点のお話がとくにすきでした。