エアミュ…なのかな？
ミュージカル「エア・ギア」を観てきました。
13列目中央。たいそう観やすいお席でした。見る前は何故かとても緊張していて、開始15分も例の如く「ど、どうする？ どうすればいいの？ 逃げる？」と思ってしまったのですが、思っていたよりはだいぶ面白かったです。私の緊張を解きほぐしてくれたのはリアル中学生だった気がします。亜紀人／咢なリアル中学生がやばい。舌足らずかつ声変わりしていないのかって具合な少年度に「え？ 大丈夫？ 大丈夫？ え、これ、空港でつかまったりはしないの？ 取り締まられないの？ いろいろだだ漏れてるけど大丈夫？」と不安になるほど可愛かったです。おかしい、基本的に少年には興味がないのに（ミュのせいで下方向にストライクゾーンが広がり気味だが）。ええと、まあ、それくらい可愛い。
しまった、なんの説明にもなっていない。舞台としては、インラインスケートを履いた上でのバトル+歌+珍妙なオリジナルの敵チーム+女の子は出てきませんよ、という感じでしょうか……。原作よりかなり妙なベクトルに（所謂「友情努力勝利」的な）少年漫画度は高かった気がします*1。原作読んでない人には不親切め…かな…（オリジナルの話なので未読者も大丈夫だったと言っていたが）。一緒に見に行ったお友達の中で原作読んでいたのが私だけだったので、見た後にいろいろ聞かれたのですが、私が説明能力が致命的に無いのも合わさってまったく伝わってなかった気もします。いまいちオニギリとカズのキャラとか、そもそもA・Tバトルが何なのかわからないよね…（その辺は漫画を読んでいても微妙にわかんないのだが）
歌は好きでした。「fly me to the sky（仮）」が普通の曲だったので油断していたら、次の曲でずっこけた（小烏丸のテーマソング）。もちろんずっこけた歌が好きな歌です。珍妙な振り付けを眺めているとうっかり手拍子が遅れる。「すいっすいー」って聞こえたけど、あれは「スピード×2」って言ってるんじゃないかなとのことでした。あと敵チームの「愛は砂に書いた餅」っていう歌詞がとても良かった。
ええと、敵チーム、良かった。原作ってこんなんだったっけと思ったが面白かった。マントが良い。変態大好き。千鳥はがんばれ（名前間違ってる）。いろいろ難点はあったが、おねえキャラはアリだ。
一番の問題はインラインスケートかなー。まだ慣れてない感がものすごく伝わってきてハラハラしてしまった（それ込みで楽しむものなのだろうか）。何よりインラインスケートをはき始めると途端に話のテンポが悪くなる印象が…（冒頭もそのせいか妙にバタバタしていた）。その他、かなりひたすら肉弾戦なバトルがもうちょっと面白くても良かったかも。残念ながら空は飛んでない。
……と、そんな感じな初見でして、予想よりはだいぶ満足して帰ってきました。もう一回観てもいいな…迷うな…。当日券などなどもまだあるようですし。
その他ネタバレ込みの細かい雑感を畳みます。
つだけんさんは思ったより大丈夫でした（どう心配していたんだ）
顔を近づける際マクベスとロミオの顔というか口がぶつかったらしく、マクベスが苦笑いでめちゃめちゃ口を拭っていた。観客は喜んでいた（気がする）
アキトがイッキに邪険にされているのがいいよね。
抱きつくところだけ観たさにもう一回行きそうになっている（
なんだかどなたも凄い上手い！と思ったのですが、我々が別のミュで何かに慣れすぎているのかもしれない…。
らんあんどがんの皆様は慣れてるなー。噛んだかまかりさんに突っ込んだりしていた（のがすべて面白い）
マントにときめくのはオタクだからですか
早口対決面白い
きめポーズが多いのと、歌と振り付けの感じは、やっぱりさすがまべ＆ねるけなのかも。
目の前を通過していくかまかりさんの笑顔は一際きらきらしていました。
アンコールだかのときに通路にやってきて踊るバッカスの皆さんには「ちかい！」と仰け反った。
最後のところですてーってアキトが転んだんだが、すぐに立ち上がらずに「誰か立たせてー」っていう仕草をしていた。かじくんが脇の下に手を入れて立たせてあげているところはうへーって仰け反った。最近この感じに弱いな(ex.せと）
アンコールも終わったその後に、ロミオが「今日成人式を迎えたんですけど…ジュリエットも…」と出てきて、かまかりが「ロミジュリって言ったら「成人おめでとう！」って声を出してください」との呼びかけ。「成人おめでとー！」ぱちぱちぱち。で終りでした。
面白かったし、のびしろはありそうだけど、単発なのでしょうか。続くとしたらリンゴちゃんやシムカさん出しちゃってもいいような気もするけど。難しそうだ。そのあたりはどうなんでしょうかね。
怪我のないようがんばってほしいです。
あさってはブリミュのライブ、ブリライ（っていうの？）だよ！ わーい（何なんだろうこの強行スケジュール）
*1:ここが評価の分かれ目じゃないだろうか
