ここしばらくぼんやりしている時間が長すぎて同じ本をかばんに入れたまま行ったり来たりを繰り返しているのですが、とりあえずメモ。

ゴールデン・デイズ(4)

ゴールデン・デイズ 第4巻 (花とゆめCOMICS)

ゴールデン・デイズ 第4巻 (花とゆめCOMICS)

大正浪漫×タイムスリップ×厚い友情ものの4巻目。いや、ほんとう面白くなってきましたよ(面白くなってきたというか安定してきた)。「じ、じいちゃーん」と言いますか、しかし、どうやってオチに持ってくんでしょうね…。(あとで何か書くかも)

安南の王子

安南の王子 (集英社文庫)

安南の王子 (集英社文庫)

短編集。寓話的な最初の2作よりも、回想的自伝小説「最初の秋」がぐっと良い。この退屈と紙一重の、ある落ち着きを見せてしまった小説が、34歳…作家の晩年の作品だということに、人の一生に対して奇に寂寞の念を抱かざるを得ない。(こっちも後で追加でなんか書くかも)

私は年寄りではない。が、けっしてもはや若くはない。新しい人間たちの仲間なんかではない。私は、青春なんていう不潔でただ夢想的にさえ見えるほど計算高く臆病な季節なんかにはいない。