駅の本屋では小説を買わない

しばらくいろいろと移動時間が増えそうなんですが、大抵口あけて寝て終わります。いけません。それでも駅の本屋で買った本のメモなど。

口語訳 古事記 神代篇 (文春文庫)

口語訳 古事記 神代篇 (文春文庫)

古事記」という文字は見えていたはずなのに、脳内では万葉集のつもりでした。数ページ読んでから「ん? 古事記? だったー!」という、この衝撃。平坦な日常も驚きの連続です。加齢のせいですか。すばらしいです。
古事記は児童書や児童漫画で何回か読んだ記憶があり、この本も"口語訳"ということもあって、記憶の中の物語と「うわ! ぜんぜん違う!」というのは無かったかな……。しかし、とにかくカタカナで神様の名前がいっぱいなので、口語訳でも数ページめくってウトウト、頑張って一章読んで「おやすみなさいませ」の、繰り返しだったのが面目ない。面白いはずだと思うんですけど…(かなしい) 多分話を知らないだろう、「人代篇」のほうを買ったほうが有意義だったかもしれません。
鹿島茂対話集 オン・セックス (文春文庫)

鹿島茂対話集 オン・セックス (文春文庫)

ペラペラめくって氏家幹人さんもいるし、よし、男色多めだ!と購入(うわ…) うん、まあ、わかってるんですけどね……男色の歴史に関しての新しい発見はもうあまりないことなんて……。(最近気になっているのは「兄弟愛」制度です。)
そんなこんなで、面白いことは面白いのですが、個別の対談を再録しているので話題が重複しているのと、ページをめくってもめくっても濃い話なので、正直だんだん食傷気味に…。一章読んで忘れた頃に続きを読むなどすると面白い本かもしれません。