マージナルプリンス-月桂樹の王子達-

マージナルプリンスが死ぬほど面白い。たすけて。あんなにお腹が痛くなるほど笑って涙まで出てきて床さえ叩きながら悶え苦しんだのは一年ぶりくらいです…。さすが文化庁メディア芸術祭優秀賞クオリティ……(ゲームのほう)(そしてたぶんまったくアニメの面白さとは関係ない)
ええと、こう、言ってしまえばまっとうに面白いわけではないのですが…。5話と6話が最高すぎました。特に個人的に良かったのは5話ですね。日舞の家元のハルヤが微妙なキャラソンを歌いながら唐突に舞い始めるという、よくわからないシーンがとってもよかったです…! 微妙な歌とともに、舞うシルエット…!(ちゃんと描け!) 残りは止め絵で表現! 突然着物姿になっていたり「梅の気持ち!」などと言い出すのも最高でした。もはやこれは、省エネ作画とアップの作画崩壊阻止とギャグと格好良さのギリギリの攻防戦が、スリリングでエキサイティングでファンタジックな空前絶後のエンターテイメントとして成立しています。たぶん。
6話の、2曲もキャラソン熱唱し、しかも「なにそれ?! ノリノリで生霊飛ばしたの?」というシーンも面白かったですけど……。ああ、おもしろかった。溜めずにもっとちゃんと見ておくべきでした。
歌いだすアニメといえば「RED GARDEN」のほうを思い出すかもしれませんが、「突然歌いだすアニメ」という意味ではこっちに軍配ですね。むしろ最近「RED GARDEN」で歌いだすシーンが少なかったのは、マジプリを見て「あ、やべ、被った」と「RED GARDEN」がしばらく自粛したせいだね。間違いない(もうそう)
あとマージナルプリンスはタイトルと中身がまったく関係無いところも後から効いてきます。