何冊か読みましたよ

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一瞬の風になれ1

一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ-

一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ-

サッカー選手としての自分の才能に限界を感じていた主人公新二は、普通の公立高校に進学しサッカーを辞めることを決意する。同じ高校に入学した幼馴染の連は、全国まで進めるスプリンターであったにも関わらず、陸上をやめていた。しかし、「連は走らなきゃダメだ」と二人で陸上部に入部するが…。

よしきた。これはきた。ということで面白かった! もともと青春×スポーツネタが好きなのですが、とても面白かったので連続刊行される2巻、3巻もすごく楽しみです。努力型の主人公、”努力できない”天才の連(幼馴染)、努力もできて才能もある他校のライバル、と揃っているのもすばらしいですね! あと主人公の兄(才能のあるサッカー選手)に注目ですね。まだ、一巻だけではまだまだ物足りませんが、容赦なく描写される「努力できない」連のダメっぷりとかはものすごく良いです。そしてそれに状況的にも精神的にも振り回される主人公とか。(「俺は、おまえがみっともないのはイヤなんだっ! そういうのは絶対イヤなんだ。俺がみっともないより、もっとイヤなんだっ。逃げるな、一番みっともねえ」というシーンがすごい好きだ)
たのしみたのしみ。
しかしこの手の女性作家は少年たちのスポコン青春物語を書かなきゃいけないのか…?みたいなノリになってきてますね!(森絵都のダイブとかあさのあつこのバッテリーもかな)個人的には楽し嬉しなので、どんどんやっていただきたい…!
と思っていたら、三浦しをんも何か出すのか…?

9月20日「風が強く吹いている」三浦しをん(新潮社) 
大切なのは速さでなく、強さだ。もっと強い走者になれ。祝直木賞受賞! 驚異の才媛が二十代最後に放つ、書下ろし1200枚!感涙の超大型青春小説。

佐藤多佳子と被ってる…?と思ったら、ん? 走者? ってアレですか! エッセイで書いていた箱根駅伝ですか! わーいわーい(まじ?)

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光の狩り手1 ナイトランナー2

光の狩り手〈1〉ナイトランナー〈2〉 (C・NOVELSファンタジア)

光の狩り手〈1〉ナイトランナー〈2〉 (C・NOVELSファンタジア)

ナイトランナーシリーズ第二部。内容は「翻訳ファンタジーが好きなんだけど、そういう本でBLっぽいのがあったら良いよねー。でもガチっぽくなくてライトなやつ!」という欲求そのままが形作られたような本です。キャラクターも世界観も落ち着いてきたせいか、第一部よりだいぶ読みやすくて面白くなりそう。