ラブ★コン

少女漫画原作の背の高い女の子と背の低い男の子の青春ラブストーリー。
水嶋ヒロ目当てに観にいってきました。原作未読。楽しく観れました! 以上! ……という感じなのですが、色とりどりの部屋も服もみんな可愛いし(生垣にまで色鮮やかな花が散らされているのには感心した)、ムツゴロウさんもしずちゃんも面白いし(笑えるところはいっぱいある)、とにかく「愉快で気軽にみれる可愛い映画を!」という感じ。面白かったです。ただ、観賞サイドの問題なのですが…、私も背が高いので似たような悩みは持ったような持たなかったようななのですが……非常に残念ながらすでに私のお歳が……。さすがに感情移入してどうこうっていうのはなかったなー。懐かしがって「そうそう、こういうことあったよねー」というのもなかったなー。私が忘れてしまったのか、映画自体そういう風に作られてないのかはわかりませんが……。懐かしく思ったのは主人公が黒板を消しているシーンで「あ、長いこと黒板って消してないなー。消したいなー」と思ったのと、「おお、そういえば私も英語の教科書CROWNだったな…」と思ったところだけです。ピンポイント。
そもそも、すっかり午前中に見た仮面ライダーカブトの舞台挨拶にあてられ、映画中「ひろまだーーー」と水嶋ヒロの画面出待ちをしてしまったので、鑑賞態度としてはかなりダメだった気がします。あ、あと、この映画の鈴木くんの方が天道よりも実物の水嶋さんに近そうな気がしてしまいました(どういう直感) 鼻血出したり、本読みながら歩いたり、へっぴり腰だったり(中のひとはあんなにスポーツ万能なのに!)、画面にはいるけれど台詞はあんまりない鈴木君は素敵だったのでよしとしたいと思います。
しかし鑑賞時、周りが女子小学生・中学生ばっかりだったのですが、特にシリアスなシーンなど、耐え切れなくなったようにいたるところで「くすくす」「くすくす」と聞こえてきて、「ああ、気恥ずかしいんだろうな」というかなんというか! 甘酸っぱい素直な鑑賞態度が伝わってきてとても新鮮でした。箸が転がっても楽しい年頃というのはこのことか。
そんなこんないろいろ合わせてとても満足です。