君がぼくに告げなかったこと、他

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君がぼくに告げなかったこと

君がぼくに告げなかったこと (祥伝社文庫)

君がぼくに告げなかったこと (祥伝社文庫)

図子慧といえば、ものすごく懐かしいか、まったく記憶にないかどっちかの作家かと思うのですが、個人的には懐かしいほうです。「うわーーー新刊ーーーー」って手にとりました(ものすごく積んじゃってたけど)。内容は、作者にとっては原点回帰(?)のような、男子校とその寮、そしてクラスメイトの転落死の謎や失踪…を絡ませた、雰囲気は変わらずのローテンションの作品。この主人公のネガティヴに冷めた目線っていうのは読んでいるとはまりますね。なんとなく雰囲気に引き込まれてしまう。正直、ストーリー自体は、構成も問題あるのだろうし伏線も回収されてるのかされてないのかさえよくわからないうやむや状態だし別にキャラも立ってないし、決して「おもしろかった!」とは言えないのですが、なんとなく読めちゃってなんとなく良いかなーと思うんですよね……不思議です。なんなんだ。同人誌のすてき雰囲気シリアス漫画的評価に近いのか。
そんな、最近あまりお目にかかれない、良くも悪くもほの暗い不透明感がある作品でした。

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されど罪人は竜と踊る(漫画)

スニーカーな原作はほぼ最初から全部積んでるという体たらくなのですが、なるほど、こういう話か(おーい) ちょっと読んでみようかな。ライトノベルは「よし! よむぞ!」と時々どかっと買うけれど一番ざくざく読めないジャンルです…(同様に大量に積まれている作品:トリニティブラッド銃姫)(あとコバルトもビーンズも3シリーズくらい…)