chapter.55でなんか魂出た
こんにちは。突然ですが単行本派の方はすみません。はちくろの今月号の話があまりに大変なことになっていたので(ワタクシ的に)すみません。書いちゃいます。もはやchapter.54もやばかったのですが、chapter.55があまりにあまりのことだったので、本当に口から魂とかいっぱい出ました。もどってきてー(魂とか)(理性とか)(まっすぐなすてきな人生とか)(本当に)(切実に)
ネタバレ反転します。
そんなこんなの森田家過去編。森田さんと森田さんの兄馨さんと、お父さんと、お父さんのおさななじみが出てくるのですが、これがやばい。この一見ほほえましいのに、誰よりも輝いている人がそばにいる……、それゆえにドロドロしたものを孕まずを得なかったゆがんだ関係……そして、それがもう、ある人の手によって崩され(そしてその人は何かを手に入れて)もはや二度と戻ってこない過去のものであるということが、もう、こう、本当に切なくてぐっときました。いいですね。いいですね。くーーー(しかいえないよ、もう) おさななじみの根岸のおじさんもやばいですが(少々クリアにはっきりわかりやすく書きすぎだなあとは思うけれども)なにより兄の馨さんがものすごく、すごいやばいなー。誰からも愛され、才能をめいっぱい搭載して、屈託も自負もない父と、それをすっかり引き継いだ弟を見つめる視線というのは(そして自分の居場所は…)というのは、もう、それだけで、ごはんもおかずも要りません。
飛行機を飛ばすシーン……根岸のおじさんと小さいカオルさんが並んでいるシーンだけで涙が出てきます。ああ、これいい。なんだこの完璧な萌えシチュエーションカルテット。
軽々と宙を舞う 飛行機と
弟を 誇らしげに見つめる 父のまなざしと
憧れの熱を父にぶつける 青年たちの姿と
僕と並んで
―――飛ばない飛行機を抱えて 立ちつくす
その人の 横顔 だった
うわーうわーうわー。やるせなすぎるーーー。ここが一番大変なことになってる(錯乱しているのか長いだけで何の実もない文章を書いていますが、さらっとものすごく流していただければ幸いです)
それからカオルさんが怪我したことを後から気づいて、それに一人気づいた根岸のおじさんに背負ってもらうシーンもやばい。・゜・(ノд`)・゜・。
根岸おじさんは行動に出てしまったゆえに個人的にはそれほどストレートに萌えツボはつかれないのですけれども。いやでも、こう。アリはすごいアリ。
司……だから どうか
見せてくれ
お前の光は 本物なのか
本当に
何が おこっても
色褪せ ないのか
わー。このあとどうなったのかな。楽園から去った家族はどうなるのかな。
このまま連載も森田家過去編がもうちょっと続くのかな。うわー。読みたいような読みたくないような。chapter.54を見る限り、何かがさらにあって、この二人の兄弟が過去の幻影……のような、なにかに囚われるようになったんじゃないかなあ、と妄想するのですけど……。
ふー。何にせよすごい回だった、です。
そんなこんなでアニメの12話みたんです。竹本と馨さんが、空港まで行って帰ってくる回。森田兄、本当すごいいい。かなり大変(脳内が)。いろいろ想像してものすごいぐるぐるしてしまいました(妄想疲れといいます)。でも、本当に、どんな気持ちで飛行機を見送る竹本見てたんだろう。それとも、どこかもう、吹っ切れてしまったのだろうか(「もう少しだ…」と言っている場面などを思うと、いまだ強く囚われているのは兄のほうな気もしますが……)
帰ってきて欲しい? 帰ってきて欲しくない?
けれど、車を降りる竹本に笑ってかけた言葉は、それは多分、森田兄の心の奥底には今も巣食っている感情なんじゃないのだろうか。