昨日の大井町の古本屋に今日も行ってみました。良かった、今日はお店があいてました。しかし喜び勇んで店内に入るとなにやら怒鳴り声が。私が挨拶しないから、お、怒られたのでしょうか……。そう思って店主を見るとなんだか電話で怒鳴っている様子。
「あんたねえ……わかってる? それってサギっていうんだよ?」
「おい、こら、生返事をしない!」
「あんたがそういう態度なら、私は出るとこに出ていいんですからね!」
こえーって思いながらも、本への欲求が競り勝ち、目的の本を探して店内をぐるぐるしてみたんですが、あまりに本が雑然と積み上がっているので見つからない。どうもその本があるかどうか店主に聞くしかなさそうです。けれども一方の店主は。
「あんたねえ。そう言って表面上はうまいこと言っているけど、ようは騙してたわけでしょ? 私は気づいたからまだ良いですけどね」
「いいですか、それは犯罪ですからね。実はおたくらもわかってるんでしょう?」
「とにかく謝罪が欲しいんですよ、わたしは」
とてもじゃないけど聞けない………。しかたがないのでもう一週してから店を出ました。もうちょっと経ったら電話も終わるだろうから、また来よう。
しかし。
30分経過……まだ電話中。
さらに30分経過………まだ電話中。
しだいに雨がじゃぶじゃぶ振ってきました。悲しかったです。とても。仕方がないので、とぼとぼ帰ることにしました。




ヽ(`Д´)ノ