夢見る星座

夢見る星座 (ビーボーイコミックス)

自分でもよくわからないのですがウゴウゴと床を転がるほど萌えました。表題作の続きが読みたいです……。あとげっ歯類の子のお話が好きです……。
草間さかえの漫画については前に「「絵」と「間」がとても好きです」と書いていました。ただ、今回ばかりは「空気が好き」とか「間が好き」とか言う間もなく問答無用で萌えたので何を書いても自分の脳内整理でしかないわけですが、……つまりは「間」の連続性……確かな時間の流れが感じられるところがすきなのかもしれない、と少しだけ考えました。しばしば草間さかえの漫画に出てくる「子供時代」と「過去」というキーワードは、登場人物の人生や物語をも立体的に浮かび上がらせる効果があって、さらには描かれてない「その先」の未来も想起させる。そんな風に、確かな手ごたえとともに誰かの人生を「切り取った」と思える漫画だからこそ面白いのかな……と。
それにしてもリブレ（ビブ）と草間さかえの相性が良いなんて……結構予想外だったような……と言うと何の話という感じですが、ええと、一冊としてのバランスがとても良いという感じがしました。言うなれば草間さかえ漫画と「BLらしい萌え（のようなもの）」の、お互いを殺さない形でのひとつのかたちというか。うん、よくわからない。