奥さまは魔法少女

最終回まで観ました。ものすごいアニメですね。こんなすごい(ひどい)アニメはじめて観た、ような気分に。ひどすぎて途中からかなり楽しんでました。嬉子さん最後までなにもしてないー。でも悲劇のヒロインっぽい演出がー。街を守りたい理由も最後まで感情論ー。もみ上げ男は髪の毛切ってー切ってー。うわあ、なんなんだこいつら、腹立つーwwww(でも笑っちゃう)
あまりにひどすぎるので、これは全てわかって作っていたのではないか……と思っています。
それにしても私が子どもの頃は魔法を使って大人になって活躍する魔法少女アニメが全盛でしたけれども(クリーミーマミしかりマジカルエミしかり)、そしてそれに憧れたりしたのですけれども、一方、この嬉子さんは魔法を使わず普通に大人になったけれども中身が少女のままというのが興味深くもあり…、なんだかものすごく切なくて悲しい気持ちにもなりました。「魔法少女」はいつか卒業して、ちゃんと大人にならなくちゃいけないのです。もし大人になれないと、こんなになっちゃうんですよ! …という。ちゃんと大人になりたいですね……。(うっかり筆が滑ってましたけど、なんだこの感想)(こんなアニメじゃない)
しかし何故、このアニメは、次々いっぱい敵が攻めてきたりする、ある種単純なあほハーレムお色気魔法アニメにしなかったんでしょうね……。それで最後の三話くらいで街云々の話をまとめるとか……。そっちのが観たいことは観たかったな……。
でもアニメのお友達のみなさんと言っていたように、この街の外はすでに文明が核戦争かなんかで完全に滅んでいて、どこまでも砂漠と廃墟が広がっているんだよ! ここは魔法のシェルターで守られた最後のワンダーランドなんだよ! だから嬉子さん必死なんだよ! 間違いない。そんな鬱ゲーみたいなのが……ちょっと観たかった気がしなくもない。
そして、世界の管理者が「魔法少女」ですから…普通に考えても(嬉子さんの最大)15年ほどで譲渡される世界というのも恐ろしいですね……。嬉子の母の前まではヘタしたら十年未満で人ががんがん作り出されたり消されたりしていたわけで。うー。怖いよ。やっぱり絶対「外」滅んでるよ……。
あとことこ先輩(アニメの)が「奥さまは魔法少女」にあまりに情熱を迸らせていてすごく面白かったので。で。何か飛ばします。id:kotoko:20050927#p2、id:kotoko:20050928