闇の守り手 2

高位魔法使いナイサンダーの元にようやく辿り着いたアレクとサージル。師の尽力により危ういところで命を留めたサージルだが、呪いの爪あとは癒しがたく、やがて国の闘争へと巻き込まれていく。

闇の守り手〈2〉―ナイトランナー1 (C・NOVELSファンタジア)

闇の守り手〈2〉―ナイトランナー1 (C・NOVELSファンタジア)

二巻です(参照id:reri:20050526)。ちょっと表紙が気恥ずかしいです。お前が言うな、です。わかってます。しかし、この小説の白眉はなんといっても呪いや魔法を受けた人の「症状」が精神攻撃なんだかのようですが、どうも単なる基地外にしか見えない、ということですね。嘘だけど。(昨日、「極楽りんご (ソノラマコミック文庫)」という漫画を読んでましたよ) でもこの基地外症状な呪いは「こ、こいつはやばい! 逃げてー、逃げてー」という説得力がある。正直ちょっと引くくらいだった。す、すごい。
ううん、その他、面白いことは面白いのですが、なんか国の仕組みがいまいちわかりにくいんですよね……。もうとっとこう、体系立てて説明する部分があるといいな……。国の陰謀の構図に説得力が……。ううん。私がちゃんと読み込めてないのかな。がんばります。サージルの正体にしてももうちょっとこう……。ううー。
ちなみに主人公たちの関係が例のアレですが、この巻では進展なし。どうも進展らしい進展は次のStalking Darknessほうであるみたいですね。あとがきを見る限り、そこまで(そしてその後も)刊行するみたいですが……。
ところで、実は……原書買っちゃってたんですが……読みきる前にあっさり追い抜かされたぜ……しかも大分間違って読んでたぜ……。ものすっごい大まかな筋は追えても、私たち(無理矢理誰かを含めました)に大事なのは例のアレなディテールなので、ディテールなので(二回言った)、大人しく日本語を待ったほうがいいかな……。
 
ところで、原書の表紙のコレと日本の表紙の長髪のコレが同一人物だと思うと、アメリカ人はすごすぎるとしかいえない。そりゃアイスクリームもキロ単位で食う(イメージと偏見)。こわいようー。すごいよー。もしくは日本人オタクすぎるな(ひとまとめにして偏見)