新入社員の教育係になりました。シヌ。
人にモノを教えるなんて自分にはありえない高等テクニック……。たすけてー。 な、なんというか、担当のしんぬうしゃいんの方がとてもカジュアルで、(同い年なうえ帰国子女だからかな…偏見かな…)「これ、どういう手順で進めればいいんですかあ?」「ええと……勘というか、フィーリングというか……な、とりあえず全部おぼえて慣れてくればおのずと手順もわかってくるよ…」「えー。マニュアルとかないんですかあ?」というくり返しです。えんどれす。いたたまれません。
ああ、子どもの頃から「ノートの書き方がなっていません」言われ続け(どうしても最初のページから書き込めなかった)(毎日同じノートを学校に持っていくのも不可能だった)(最後まで使うということもできなかった)(きっとノートには邪霊が取り憑いていた)、中学では教科ごとにノートをとるなんていうことを放棄した私は、マニュアルはもちろん、人にわかるように説明するという作業が死ぬほど苦手です。すべての作業を脳内のぼんやり記憶に頼っているのですもの……。しかし、ノートを記入する作業とかって今思うと論理的な思考の発展とか、事実の整理能力の強化とかに役立ったんだろうね! HAHAHA! 早く言ってください! 知らなかったよ!
あと今思い出したのですが、中学時代のバレー部……非常に前時代的なスパルタ部活だったので、後輩は苗字呼び捨てが基本だったのですが、どーしても、どーしても、私はそれが出来なくて、「○○さん…」と後輩と読んでしまっていたら、普通上級生は「○○先輩!」と呼ばれるところを、私だけ「○○さん」と遠巻きに呼ばれるようになってしまったという、悲しい……過去が……ありました……。
――そんなこんなで、バイトなどでも、なんとか! 教育係だけは! さけて! きたのに! 今、ここで! 苦境に! 
自分の仕事はえらい滞るし、あわあわあわあわしています。おわんねー。おかげさまで平日はしんだようにいきています。

もはや全体的に む り 。

しかし、それらを友人に訴えたところ、「教えるのも怒るのもエネルギー使うから、それから逃げ回るのって楽だけどずるいよね」とばっさり断罪されました……。その通りだ、うっさいばか。でも全力で逃げたいんだ。
これからも己の器はちっちゃく、中身をでろでろ溢れさせながら生きていこうと思います。きっと小さじ一杯くらいしか入りません。もはや塩以外何にも受け止めらません。