ヨイコノミライ!

オタクな高校生たちの漫研漫画。数ヶ所で「痛い、痛い」とか「これを読むとオタクやめたくなる」「感情移入できる」などという評判をみたので、「どんだけのモンなの」ということで手にとって読んでみました。一巻読んだ時点では、もはやあまりに昔に過ぎ去った感情と言うか、最初から縁遠い葛藤も多かったような。さすがに。
振り返れば、完全に「オタク」の自覚があった高校時代からは、同人活動とかいろいろと最初から全部隠して、普通の友達と遊び普通の生活をしながら、オタ要素の強いグループ方々とはときどき裏でだけ接触を持つという、性格の悪い生活を続けていました。(今思えばそれを許容した高校の友人たちはすごいよ……)それゆえの葛藤はあることはありましたが、同人活動にしろ人間関係にしろなんか大分割り切った嫌な子どもだったなあ、と。
そんなこんなをつらつら考えながら二巻も読み始めたのですが、あ、あれ? 引っ掻き回し役の杏ちゃんが心情吐露し始めたら、い、痛くなってきたよ……。あ、あれ……? で、でも、うん、まだ、もうちょい、大丈夫。それほどじゃない。ちょ、ちょっとだけ痛いけど、まだ我慢できる。よ……っ。あああ、この隠しているからこそ覚えるオタクに対するある種の憎しみは、こう、確かに、な。わかるような……。いやいやいや。いやいや。まだまだ大丈夫。がんばれ。うん。
ということで今後を期待age

ヨイコノミライ! (1) (Seed!comics)

ヨイコノミライ! (1) (Seed!comics)

ヨイコノミライ! (2) (Seed!comics)

ヨイコノミライ! (2) (Seed!comics)